DAWを立ち上げずに、機材だけで音楽を鳴らす。
いわゆる「DAWLESS」のライブジャムを、一本録りで撮ってみた。
記念すべき一発目、Machine Live Jam #01。
なぜ DAWLESS ?
普段の制作はDAWの中で完結している。トラックを並べて、直して、また直して――納得がいくまで何度でもやり直せる。それは大きな自由だけれど、同時に「終わらない」という不自由でもある。
機材だけで鳴らすと、その逃げ道がなくなる。ツマミを回した瞬間に音が変わり、戻らない。ミスもそのまま残る。けれどその「戻れなさ」こそが、演奏を演奏たらしめている気がした。画面を見ずに、手だけを見て音を作る時間は、単純に楽しい。
使った機材
- teenage engineering EP-1320 Medieval ― 中世をテーマにしたサンプル群を積んだドラムマシン/サンプラー。今回のジャムの「世界観」を決めている音。
- KORG Electribe ESX-1 ― リズムとシーケンスの土台。この機材が全体のグルーヴを握っている。
- KORG microKORG 2 ― 上物担当。リードとパッドで空間を作る。
- Donner B1 Analog Bass Synthesizer ― アナログのベース。太さと歪みはここから。
4台。これだけ。DAWでの編集はしていない。
一本録りでやってみて
約6分、ワンテイク。そしてアドリブ。
正直に言えば、粗い。展開の切り替えでもたつくところもあるし、音量のバランスも詰め切れていない。それでも公開したのは、「上手くなってから出す」を待っていると永遠に出せないと分かっているからだ。
DAWLESSは、機材の台数が増えるほど「同時に見なければならないもの」が増える。どの機材のどのツマミに手を伸ばすか、次の展開までに何を仕込んでおくか。曲を作る作業というより、運転に近い。この感覚は、DAWの前に座っていたときには一度も味わったことがなかったが、これは楽器演奏の感覚と同じものであるともいえる。
これから
#01と番号を振ったからには、続けてみようかな。
次はもう少し展開を作り込んで、機材ごとの役割をはっきりさせたい。ゴシックなもの、暗いもの、速いもの――Gift From Ashley でやってきた世界を、そのまま機材の上で鳴らせるところまで持っていくのが目標。
まだ手探りの段階。覚えることは山ほど。
どうなることやら。。

